Kurento Media Serverの機能は、Kurento APIによってアプリケーション開発者に公開されています。このAPIは、Kurento Clientsというライブラリによって実装されています。Kurentoには、JavaとJavaScript用の2つのクライアントが用意されています。別の好きな言語がある場合でも、Kurentoプロトコルを直接使用してKurentoを使用することはできます。このプロトコルは、Kurento Media Serverを制御することを可能にし、WebSocketやJSON-RPCなどのインターネット標準に基づいています。以下の図は、3つのシナリオでKurentoクライアントを使用する方法を示しています:
- Kurento JavaScriptクライアントを準拠したWebRTCブラウザで直接使用する
- Java EEアプリケーションサーバでのKurento Javaクライアントの使用
- Node.jsサーバでのKurento JavaScriptクライアントの使用
Kurento ClientのAPIは、Media Elementの概念に基づいています。メディア要素には、特定のメディア機能があります。たとえば、WebRtcEndpointというメディア要素はWebRTCメディアストリームの送受信機能を持ち、RecorderEndpointというメディア要素は受信したメディアストリームをファイルシステムに記録する機能を持ち、FaceOverlayFilterは交換されたビデオストリームのフェイスを検出し、それらの上に特定のオーバーレイされたイメージなどが表示されます。Kentは、APIの一部としてメディア要素の豊富なツールボックスを公開します。